MTB ジャパンシリーズXC富士見パノラマ

今年２戦目の富士見パノラマに参戦してきた。
今度こそエキスパートでポイントゲットを目指す。しかし帰国後１ヶ月たった今でも体重が元に戻らない状況。２週間前にひいた風邪は何とか治まってきたけど、体重が昨年のこの時期と比べて５ｋｇ増のままだ。帰国時に６６ｋｇと史上最重量を記録して、そこからは減ったけどまだまだ自分の体ではない。とりあえずやれることはだいぶやったけど、明らかにキレが無い。しかしレースになってしまったからにはやるしかないのである。
　土曜に現地入りし試走を行った。今年もコースの変更がいくつかあった。相変わらず登りが多い印象だ（去年より少し減ったかな）。しかも自分の苦手な根っこだらけのシングル下りも健在だ。土曜の試走では途中で雨が降ったりしてかなりスリッピーになっていた。全然下れなぃ~！根っこが滑りやすくなっているのと、ドライタイヤで入っていったのと、最近全くシングルトラックの練習をしていなかったからビビリが入っているからだろう。何回も練習をするが土曜は結局一度もまともに下れることは無かった。去年より退化してる・・・かなりショック。某女子エリート監督Nさんに久しぶりにお会いして「アメリカ仕込の走りを見せて~」なんて言われたけど、とてもそんな大それたものではありまへん。
　土曜夜は雨が降ったらしいけど日曜は快晴。路面もまずまずで心配した泥も心配だけで済んだようです。きっと昨日の根っこだらけのシングルも走りやすくなっていることでしょう。スタートの１時間前にやっと現地に到着。いつもでだしが悪くていやです。大急ぎでアップを開始。はっきり言ってぜんぜん準備不足。２０分ほど軽く坂を登っただけだ。やばそうな気配が・・・号砲一発９時半にエキスパートクラスがスタート。前回の仙台のスタートで落車したので今回は慎重に周りに神経を張り巡らせて転ばないように心がけると思いきや、目の前で落車。自転車の山がこんもりと出来上がって目の前を塞ぐ。結局巻き込まれたのと一緒でスタートダッシュはなりませんでした。ホントに運が悪いです。でもめげずに前を目指す！にも前は大渋滞でリフト下の登りですら満足に抜いていくことができない。焦りが募る。１周目のドロップオフや激坂ではさすがに渋滞でほとんど押しになってしまう。ゲレンデの登りはきつい。ウォーミングアップ不足が早くも出てしまった。早くも心拍数はレッドゾーン。このままでは後半まで持たないのは明白だが仕方が無い。インナー・ローでひたすら回していく。２周目は少し楽になったけど心拍数は相変わらずだ。この周回は気にしていた激坂やシングル下りもノーミスで行けた。これからだ！と思うけど早くも体が言うことをきかなくなってくる。３周目はとにかく前の人に食らいついていくことだけを考える。抜いた数も抜かれた数も全く把握できないくらい精一杯の走りをしていた。４周目かなり体への疲労が来ていて下りではバイクがふらつくし、登りはインナー・ローでもギヤが重く感じてしまうくらいしんどい。ついには根っこだらけのシングルで転倒してしまう始末。そして最終ラップに入ることなく無念の８０％ルールのカット。順位は確認できなかったけど恐らく１００位ではないだろうか。かなり悔しい結果となった。昨年のデータと比べてみるとコースが変わっていることを加味しても今年のスポーツ上位のタイムから考えるに、今年の自分は昨年より２分／ｌａｐくらい遅くなっているようだ。全て出直しだ！基礎トレーニングからやり直して後半戦で頑張ろう。
　エリートのレースはかなりいいレースだった。ＢＳ、Ｃａｎｎｏｎｄａｌｅらの若手が引っ張る中をベテラン雷太選手が追い上げて、３人パックでの争い。シングルで見ているとこの３人は異様な速さであることが分かる。同じエリートでも中盤以降の選手とは全く速度域が違う。自分が遅いから余計に感じるのだけどあんなでこぼこした走りにくいところを、何物も無いかのようにスムーズに通過していく。果たして何が違うのか全く分からない。リフト下の長い登り。エリートの人でもほとんどギヤはインナー・ローで走っている。自分達との違いは何なのだろうか。明らかにケイデンスは違う。軽いギヤを軽くクルクルまわして回し方もスムーズだ。今日の自分は軽いギヤなのに重~くしかもスムーズとはいえない漕ぎ方だった（ここからして昨年から退化している）。いい勉強になる。
　次は秋田・田沢湖だけど行けるかな？